2024年9月12日、本田技研工業は新しいロードスポーツバイク「GB350 C」を発表しました。このモデルは、過去の名作のエッセンスを現代的にアレンジしたもので、愛好家から新しいファンまで幅広い層に新たな魅力を伝える力を持っています。デザインはクラシックでありながらも、モダンな機能を備え、独自のスタイルを演出しています。重厚なフロントフォークカバーやメッキされたヘッドライトカバー、デザイン性の高い燃料タンクなどが特徴的です。10月10日(木)発売となります。
デザインコンセプトと仕様
デザインコンセプト
この新型バイクGB350 Cは「The Standard Classical Motorcycle」というコンセプトのもとに開発されました。これは、クラシックなデザイン要素を取り入れつつも、機能面では現代の技術を駆使していることを意味しています。このバランスの取れたアプローチにより、バイクは古典的な美しさと現代のパフォーマンスを兼ね備えています。
主要な仕様と技術
「GB350 C」には、力強い空冷単気筒エンジンが搭載されており、そのパフォーマンスは約20PSに達します。排気系統にはカスタムサイレンサーが取り付けられ、特有のサウンドを生み出しています。また、シルバー仕上げの大型フロントフォークや、クラシックスタイルのタイヤとホイールが見た目にも性能にも貢献しています。
主要諸元:GB350/GB350 S/GB350 C
項目 | GB350 | GB350 S | GB350 C |
---|---|---|---|
価格(消費税込) | 561,000円 | 605,000円 | 668,800円 |
車名・型式 | ホンダ・8BL-NC59 | ホンダ・8BL-NC64 | ホンダ・8BL-NC64 |
全長(mm) | 2,180 | 2,175 | 2,205 |
全幅(mm) | 790 | 780 | 790 |
全高(mm) | 1,105 | 1,100 | 1,105 |
軸距(mm) | 1,440 | ||
最低地上高(mm) | 166 | 168 | 165 |
シート高(mm) | 800 | ||
車両重量(kg) | 179 | 178 | 186 |
乗車定員(人) | 2 | ||
定地燃費値(km/h) | 47.0(60)〈2名乗車時〉 | ||
WMTCモード値(クラス) | 39.4(クラス 2-1)〈1名乗車時〉 | 38.6(クラス 2-1)〈1名乗車時〉 | |
最小回転半径(m) | 2.3 | ||
エンジン型式 | NC59E | ||
エンジン種類 | 空冷4ストロークOHC単気筒 | ||
総排気量(cm³) | 348 | ||
圧縮比 | 9.5 | ||
最高出力(kW[PS]/rpm) | 15[20]/5,500 | ||
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 29[3.0]/3,000 | ||
燃料供給装置形式 | 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉 | ||
始動方式 | セルフ式 | ||
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | ||
燃料タンク容量(L) | 15 | ||
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | ||
減速比(1次/2次) | 2.095/2.500 | ||
キャスター角(度) | 27゜30′ | 27゜50′ | |
トレール量(mm) | 120 | ||
タイヤ | 前:100/90-19M/C 57H | ||
後:130/70-18M/C 63H | 後:150/70R17M/C 69H | 後:130/70-18M/C 63H | |
ブレーキ形式 | 前:油圧式ディスク | ||
後:油圧式ディスク | |||
懸架方式 | 前:テレスコピック式 | ||
後:スイングアーム式 | |||
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
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価格設定・デザインと今後の展望
価格設定とデザインの違い
GB350 Cの価格は66万8800円(消費税込)で、旧型モデルGB350と比較して約10万7800円のプレミアムが加わっています。これは、その独特のデザインと高い装備レベルを反映したものでしょう。デザイン面においては、下記画像のようにクラッシク色が強く打ち出されています。水平基調のマフラー、前後フェンダーの大型化、セパレート仕様のシート、そして全体的にヘッドライトカバーからタンク、シートへとなだらかに流れるようなデザインとなっています。
市場への展開と今後の展望
「GB350 C」の市場導入は、クラシックなデザインが再評価されている現在、特に注目されています。新しいバイクは旧車愛好家の間で高く評価される可能性があり、また現代的な機能を求めるライダーにとっても魅力的です。今後の展開には、更なるカラーオプションの追加やカスタム可能性の拡大などが予想されます。
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