バーグマン 400は、スズキが誇る大型スクーターで、快適なツーリングを楽しみたいライダーに人気のモデルです。この記事では、バーグマン 400 最高速の実力をはじめ、最高出力や航続距離、乗り出し価格、中古車事情までを詳しく解説します。また、カスタムによってさらに快適にする方法や、維持費、峠道での性能、さらには故障リスクやメンテナンスについても触れていきます。バーグマン 400のメリットと欠点を把握し、自分に合った一台かどうかを確認してみましょう。
※新型バーグマン 400 ABSが、「2024年9月6日より発売」となりました。本記事では、性能や実績値など旧型のバーグマン400について言及致しますが、車体画像等は最新のバーグマン400 ABSの画像を使用いたしますので予めご了承願います。
- バーグマン 400の最高速度や走行性能について理解できる
- 航続距離や燃費性能、長距離ツーリングでの利便性が分かる
- メリット・デメリットや維持費、故障リスクについて知ることができる
- 中古車や乗り出し価格、カスタムの可能性について理解できる
バーグマン 400 最高速の実力と航続距離
この章のポイント
- バーグマンとは
- 最高速度
- 最高出力
- 燃費性能と航続距離
- メリットは?
- 欠点はあるのか?
バーグマンとは
バーグマン(BURGMAN)とは、スズキが製造・販売している大型スクーターシリーズの名前です。バーグマンは快適性や実用性を重視したスクーターで、特に長距離ツーリングや通勤など、日常的な利用にも適しています。
「バーグマン」という名称は、シリーズ全体を指し、その中でも排気量に応じて「バーグマン 200」「バーグマン 400」「バーグマン 650」などが過去にリリースされてきました。バーグマンシリーズは、広々としたシートや大容量の収納スペース、高い走行性能が特徴で、快適な移動手段として世界中のライダーから支持されています。
また、バーグマンは安定した走行性能と安全性を両立しており、高速道路での巡航も可能なため、長距離移動にも適したバイクです。特にバーグマン 400は、スクーターとしては大型モデルに分類され、高いパワーと快適性を両立したモデルとして人気があります。
※現在リリースされているモデルは、2024年9月6日に発売された「バーグマン 400 ABS」のみとなりました。
最高速度
最高速度は、おおよそ140km/h前後です。これは400ccクラスのスクーターとしては非常に高い性能を持っており、高速道路でのクルージングや長距離ツーリングでも余裕を持って走行できます。
ただし、実際の走行時には、法定速度を守ることが重要です。また、最高速度を頻繁に出すと燃費が悪化したり、エンジンに負担がかかるため、適度な速度で走行することが推奨されます。
最高出力
最高出力は31PS(約23kW)です。この数値は、街乗りやツーリングなど幅広いシーンで快適に走行できる性能を提供します。スムーズな加速と高速道路でも十分な余裕を持って走行できる点が評価されています。
具体的には、市街地では余裕のある加速力があり、高速道路でのクルージングでも一定の安定感を保ちます。特に高速巡航時にはエンジンの振動が少なく、快適に長距離移動が可能です。
燃費性能と航続距離
燃費性能は、リッターあたり約27〜30kmです。燃料タンク容量が13リットルのため、航続距離はおおよそ350〜400km程度となります。この数値は、ツーリングや長距離移動においても安心感を提供するものです。
例えば、都市部から郊外への長距離ツーリングに出かける場合でも、頻繁に給油する必要がなく、長時間走行できる点が大きなメリットです。また、高速道路を利用した走行でも安定した燃費を維持するため、遠出を計画するライダーにとっても魅力的な一台と言えるでしょう。
主要諸元:新型バーグマン 400 ABS
項目 | 仕様 |
---|---|
型式 | 8BL-DU11N |
全長 / 全幅 / 全高 | 2,235mm / 765mm / 1,350mm |
軸間距離 / 最低地上高 | 1,580mm / 125mm |
シート高 | 755mm |
装備重量 ※1 | 218kg |
燃料消費率 ※2 | 27.2km/L(60km/h、2名乗車時) |
WMTCモード値 ※4 | 25.2km/L(クラス3、サブクラス3-1、1名乗車時) |
最小回転半径 | 2.7m |
エンジン型式 / 弁方式 | K432 ・水冷 ・ 4サイクル ・ 単気筒 / DOHC ・ 4バルブ |
総排気量 | 399cm3 |
内径×行程 / 圧縮比 | 81.0mm×77.6mm / 10.6 |
最高出力 ※5 | 21kW〈29PS〉 / 6,300rpm |
最大トルク ※5 | 35N・m〈3.6kgf・m〉 / 4,900rpm |
燃料供給装置 | フューエルインジェクションシステム |
始動方式 | セルフ式 |
点火方式 | フルトランジスタ式 |
潤滑方式 | ウエットサンプ式 |
潤滑油容量 | 1.5L |
燃料タンク容量 | 13L |
クラッチ形式 | 自動遠心式 |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
変速比 | 2.279 〜 0.865 |
減速比(1次 / 2次) | 2.214 / 2.928 |
フレーム形式 | パイプアンダーボーン |
キャスター / トレール | 25° / 101mm |
ブレーキ形式(前 / 後) | 油圧式ダブルディスク(ABS)/ 油圧式シングルディスク(ABS) |
タイヤサイズ(前 / 後) | 120/70-15M/C 56S / 150/70-13M/C 64S |
舵取り角左右 | 40° |
乗車定員 | 2名 |
排出ガス基準 | 平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応 |
メリットは?
最大のメリットは、その快適性と多用途性です。街乗りから長距離ツーリングまで、幅広い用途に対応できる高い走行性能を誇ります。特に、ゆったりとした乗車姿勢と広いシートは、長時間のライディングでも疲れにくく、快適さが持続します。
また、大容量の収納スペースも大きなメリットです。シート下にはフルフェイスヘルメットが2つ入るスペースがあり、荷物をたくさん積むことができます。通勤や買い物はもちろん、キャンプやツーリングでも安心です。さらに、燃費性能も良好で、日常使いから遠出まで幅広く活躍するバイクです。
欠点はあるのか?
一方で、バーグマン 400にはいくつかの欠点も存在します。まず、その車体重量です。車両重量が約215kgと比較的重いため、取り回しがやや難しいと感じる場面があります。特に、狭い駐車場や取り回しが必要なシーンでは、重さがネックになることがあります。
また、メンテナンスコストも他のスクーターと比較して若干高めです。これは、大型スクーターならではの特性で、定期的なタイヤ交換やブレーキパッドの交換などが費用面でやや負担になることがあります。ただし、これらの点を理解した上での選択をすることで、長期的な満足度を得られるでしょう。
こちらのページ(←クリック)に、バイクに関する商品やサービスをまとめました。
「おすすめ品」や「車種ごとの商品」なども紹介していますので、ぜひご覧ください。
※ご自身のバイクに装着可能か、確認の上ご購入ください。
バーグマン 400 最高速 維持費や中古市場
この章のポイント
- 維持費は?
- 峠道では?
- 乗り出し価格と中古車事情
- 故障リスクと対策
- カスタムでさらに快適に
- まとめ:バーグマン 400 最高速の実力と航続距離、維持費まで完全ガイド
維持費は?
維持費は、年間おおよそ10〜15万円程度が目安です。この維持費には、燃料代、保険料、法定点検費用、消耗品の交換費用などが含まれます。特にタイヤやブレーキパッドの交換費用が車両のサイズに比例して若干高くなる点に注意が必要です。
一方、燃費性能が高いため、日常的な通勤やツーリングでの燃料コストは抑えやすい点がメリットです。また、定期的なメンテナンスを行うことで、長期的に維持費を抑えることが可能です。
イメージ画像(@プレステージ・モーターバイクス)
峠道では?
峠道でも比較的優れた走行性能を発揮します。高いトルクを持つエンジンは、上り坂やカーブの多い道でも安定したパワーを提供します。ただし、前述の通り、車両重量がやや重いことから、急な切り返しやタイトなコーナーでは俊敏な動きが求められるため、慣れが必要です。
峠道を楽しむライダーには、少し重さを感じるかもしれませんが、安定性が高く、ゆったりとした走行を好む場合には非常に適したバイクです。
イメージ画像(@プレステージ・モーターバイクス)
乗り出し価格と中古車事情
新型バーグマン 400 ABSの車両価格は、メーカー希望小売価格895,400円(2024年9月現在、消費税込)です。これに諸費用が約8万円、計98万円前後が乗り出し価格となります。
一方で、旧型バーグマン 400の中古車市場では40万〜70万円程度で取引されることが多く、新車よりも手頃に購入できる選択肢も存在します。
中古車を購入する際には、走行距離やメンテナンス履歴をしっかり確認することが重要です。特に、消耗品の交換状況やエンジンの状態が、長期的な快適な使用に影響を与えるため、注意が必要です。
故障リスクと対策
バーグマン 400の故障リスクは、他のバイクと比較して大きな問題ではありませんが、定期的なメンテナンスが重要です。特に、エンジンオイルやブレーキパッドの交換を怠ると、エンジンやブレーキシステムに負担がかかり、故障のリスクが高まります。
また、電装系のトラブルが発生することもあるため、バッテリーの状態を定期的に確認することが推奨されます。定期的な点検を怠らず、メーカーが推奨するメンテナンススケジュールを守ることで、大きな故障を防ぐことができます。
カスタムでさらに快適に
バーグマン 400はカスタムすることで、さらに快適な乗り心地を実現することが可能です。例えば、シートの変更やサスペンションのアップグレードにより、長距離ツーリングでの快適性が向上します。また、グリップヒーターやウインドシールドのカスタムは、寒冷地や長時間の高速走行でも快適に走行できるため人気です。
その他にも、マフラーやライトのカスタムを施すことで、見た目だけでなく、走行性能や視認性も向上させることができます。カスタムの幅が広いバーグマン 400は、ライダーのニーズに合わせて最適なバイクに仕上げることができる点が大きな魅力です。
イメージ画像(@プレステージ・モーターバイクス)
こちらのページ(←クリック)に、バイクに関する商品やサービスをまとめました。
「おすすめ品」や「車種ごとの商品」なども紹介していますので、ぜひご覧ください。
※ご自身のバイクに装着可能か、確認の上ご購入ください。
まとめ:バーグマン 400 最高速の実力と航続距離、維持費まで完全ガイド
- バーグマン 400はスズキの大型スクーターシリーズである
- 最高速度はおおよそ140km/h前後
- 最高出力は31PS(約23kW)で幅広い走行シーンに対応する
- 航続距離は350〜400km程度で長距離ツーリングに適している
- 燃費性能はリッターあたり約27〜30km
- 広いシートと大容量の収納スペースが特徴
- 高速道路での巡航も快適に行える
- 車両重量は約215kgで、取り回しがやや難しい場面もある
- メンテナンスコストが若干高めである
- 維持費は年間約10〜15万円程度が目安
- 峠道では高いトルクで安定した走行が可能
- 新車の乗り出し価格は約98万円程度
- 中古車は40万〜70万円程度で購入可能
- 故障リスクを防ぐために定期的なメンテナンスが重要
- カスタムによりさらに快適な走行が可能
※ご自身のバイクに装着可能か、確認の上ご購入ください。